アイドリングが低い・安定しない

IMG_1084通常アイドリング時には、エンジンの回転数は700rpm~1000rpmの一定の回転数を維持しています。アイドリング回転数が低い場合や回転数が上下して安定しない場合には、どのような問題が考えられるのでしょうか?

エアコンやヘッドライトのON/OFFで回転数が変わるのはOK

アイドリング回転数は、エアコンやヘッドライトなどのON/OFFにより上下します。エアコンやヘッドライトなどをONにしたときには回転数が上がり、OFFにしたときには回転数が下がりますが、これはエアコンやヘッドライトの使用でエンジンに対して負荷が掛かるため自動的にアイドリング回転数を調整ているためで、正常な状態です。

エンジンが冷えている時に回転数が高いのはOK

寒い時など、エンジンが冷えている始動直後は、エンジンが温まるまで回転数を高くなることがありますが、これは冷間時にアイドリング回転数を高くするチョーク機能によるものですので問題はありません。

メンテナンス不足が原因の場合

IMG_0839スパークプラグの摩耗や汚れによる点火不良、エアクリーナーエレメントの詰まりによる吸入空気量の不足、エンジンオイルの汚れやオイル量の不足などが原因となり、アイドリング回転数が不安定になる場合がありますので、まずは基本的なメンテナンスをしっかり行いましょう。

部品・センサーの汚れや故障

アイドリングを自動的に調整する役割の部品であるISCVやエアフロメーターなどの汚れや故障により、アイドリング回転数が不安定になる場合があります。これらの部品が汚れている場合に清掃、故障している場合にはプロによる交換が必要となりますが、高価な部品であることが多いです。

空気弁(スロットルボディー)の汚れ

エンジン内へ入る空気の量を調整する弁(スロットルボディー)の汚れの堆積により、アイドリング回転数が低くなったり不安定になる場合があります。スロットルボディーの汚れはクルマの使用に伴い徐々に堆積しエンジン内に送られる空気の量が変化するため、エンジンを制御するコンピューターの学習機能により、自動的に補正されエンジンが制御されています。しかし、バッテリー交換やバッテリー上がりなど、電源が途絶えると学習機能がリセットされてしまうため、コンピュータでの補正が正しく行われず、アイドリング回転数が上下したり、低くなったりすることがあります。

この場合、しばらく走行すれば、学習機能により、正常な状態に戻りますが、戻らない場合には分解して空気弁(スロットルボディー)の汚れを清掃する必要があります。プロによる作業が必要となります。

エンジン内部(燃焼室)の汚れ(直噴エンジンに多い)

ガソリンが燃焼する燃焼室内にガソリンを噴射するインジェクションがある直噴タイプのエンジンに多いのですが、燃焼室内に堆積したガソリンの燃えカスなどの汚れにより、正常な燃焼が妨げられて、アイドリング回転数が不安定になることがあります。

この状態が悪化すると、不完全燃焼によりさらに燃焼室内の汚れが増えてしまい、アイドリング中のエンストや加速不足、黒い排気ガス(黒煙)の発生などのトラブルになることもあります。

2000年代のGDIやD-4やDI・DDなどの呼ばれる直噴エンジンに多く、ディーラーに相談しても簡単には解決できず、エンジン交換などを勧められることもあるようです。

しかし、最近では、ガソリンに混ぜて使用することで簡単にエンジン内部の洗浄とが出来る強力洗浄系ガソリン添加剤があるので、これらを使用することで簡単に治ることも多いようです。

※添加剤は、カー用品店やホームセンターやガソリンスタンドなどにある市販のものは洗浄効果が弱く全く期待できないので、下記のように強力な専用の製品を使う必要があります。

参考:OH+PRODUCTS 強力洗浄系ガソリン添加剤