セルボ(CERVO)のアイドリングが不安定

症状:

・アイドリングの回転数が安定しない。勝手にエンジン回転数が上下する。
・信号待ちでD(ドライブ)に入れブレーキを踏んだ状態でアイドリング回転数が低下する。
・D(ドライブ)でブレーキを踏んで停止すると、車体がブルブル震える。
・信号待ちでアイドリング中状態で停止中、突然、回転数が低下してエンストする。

対象車種:

セルボ (CERVO)
・グレード SR ・・・直噴ターボ CVT
・型式 HG21Sの一部
・販売時期 2007年10月(平成19年10月)~2009年12月(平成21年12月)

搭載エンジン:

・エンジン型式 K6A 直噴ターボ
・排気量 658cc  水冷直列3気筒12バルブ ICターボ
・筒内直接燃料噴射装置
・レギュラーガソリン仕様

詳細:

新車や走行距離が少ない時期には問題なく、登録から数年・走行距離で数万キロが過ぎたころから、調子が悪くなるケースが多いようです。問題が発生したときには、新車の保証期間が過ぎていることが多く、ディーラーでも、簡単には解決できず、最終的な問題解決のためにエンジン交換を勧められることもあるようです。

これらの症状は、直噴エンジンの特有の問題として、ごく一部のディーラや整備工場で知られていますが、直噴エンジンの構造上の問題であるため、根本的な解決策はなく、悩まされるユーザも多くいるようです。

原因としては、長期間&長走行距離の使用により、エンジン内部に堆積したガソリンの燃えカス(カーボン)が燃焼室内でのガソリンの正常な燃焼を妨げ、アイドリング回転数を不安定にするなどのトラブルを引き起こします。

直噴エンジンの特徴は、エンジン内でガソリンを燃焼させて動力を得る燃焼室と呼ばれる場所に直接ガソリンを噴射し空気と混ぜる仕組みです。通常のエンジンは、あらかじめ空気とガソリンを混ぜてから燃焼室内に送り込みます。そのため、直噴エンジンは通常のエンジンと比べて、ガソリンと空気が混ざり合う時間が極端に少なく、きれいに燃焼させることが困難であり、実用化には高度な技術が必要でした。

スティングレーDIグレードに搭載されているのは 型式K6A直噴ターボという水冷直列3気筒に直噴システムとターボを組み合わせたエンジンで、ガソリンが燃焼する燃焼室と呼ばれる場所に直接ガソリンを注入することで、出力性能や燃費性能を向上させた画期的なエンジンです。

しかし、新車登録からの年数が経過し走行距離を増えてくると、長時間にわたるアイドリングなど想定外の運転を行うとエンジンの吸気側に汚れが堆積してしアイドリング回転数が不安定になるケースがあることが多くのユーザーから報告されています。

特にインジェクション周りに汚れが堆積しやすく、これがエンジン内部での正常なガソリンの燃焼を妨げて、不完全燃焼を引き起こし、性能の低下や不安定なアイドリングなど症状も引き起こします。そして、この不完全燃焼が原因となり、エンジン内部にさらに多くの汚れを堆積させ、さらに調子を悪くするという悪循環が繰り返され、エンジンが始動しなくなるほど悪化するケースもあるようです。

対策(解決方法):

基本的には、原因となるエンジン内部の汚れを除去する洗浄 (インジェクション・燃焼室・スロットルバルブ)により解決します。具体的には、洗浄系ガソリン添加剤や薬剤の注入によりエンジン内部を洗浄し、それでも解決しない場合には、やエンジンを分解して清掃するオーバーホールという作業が必要になります。

第1段階:強力洗浄系ガソリン添加剤によるエンジン内部の洗浄(簡単・低コスト)
(上記↑で解決できないときは↓第2段階)
第2段階:ディーラーや整備工場での吸気系統からの洗浄(数万円の費用)

第3段階:部品故障による可能性(スロットルバルブやセンサーなど)(数万円の費用)

第4段階:エンジンのオーバーホールもしくはエンジン交換(数十万円の費用)

※強力洗浄系ガソリン添加剤は効果の弱い市販製品でなく、専用製品を使う必要あり。

参考:OH+PRODUCTS 強力洗浄系ガソリン添加剤