ヴォクシー(VOXY)のアイドリングが不安定

症状:

・アイドリングの回転数が安定しない。不規則に回転数が低下する。
・信号待ちでD(ドライブ)に入れブレーキを踏んだ状態でアイドリング回転数が低下する。
・D(ドライブ)でブレーキを踏んで停止した状態で、車体がブルブル不規則に揺れる。
・信号待ちでアイドリング中に突然、回転数が低下してエンストする。

対象車種:

・初期型 ヴォクシー(VOXY) 全グレード
・型式 AZR60G AZR65G
・販売時期 2001年11月(平成13年11月)~2007年6月(平成19年6月)

搭載エンジン:

・エンジン型式 1AZ-FSE (D-4 直噴)
・排気量 1998cc  水冷直列4気筒DOHC
・筒内直接燃料噴射装置(D-4)
・リンバーン燃焼 → ストイキ燃焼

詳細:

同様のトラブルが発生している姉妹車の初期型ノア(NOAH)と同じで、新車から数年・数万キロが経過してから、走行距離が多くなるにつれて徐々に調子が悪くなるケースが多いようです。新車登録から5年間・10万キロの保証期間が終わった後に発生することが多いため、一般的にはあまり知られていませんが、ディーラーの整備部門や一部の整備工場ではD-4エンジン特有の困難な問題として知られています。

長期間&長走行距離の使用により、エンジン内部に堆積したガソリンの燃えカス(カーボン)が正常な燃焼を妨げる原因となり、アイドリング回転数を不安定にするなどのトラブルを引き起こします。

また、アイドリング時に使用するガソリンの量を通常より少なくしてエンジンを回すストイキ燃焼と呼ばれる方法を採用した初期のヴォクシー(VOXY)では、長時間のアイドリングによりエンジン内に汚れが堆積してしまいアイドリング回転数が不安定になるなどの症状を引き起こすことが報告されています。

特にインジェクション周りに堆積した汚れは、エンジン内部での正常なガソリンの燃焼を妨げ性能の低下を引き起こすのみでなく、不完全燃焼を引き起こしてエンジン内部にさらに多くの汚れを堆積させ、さらにエンジンの調子を悪くするという悪循環が繰り返されることもあります。

対策(解決方法):

エンジン内部の洗浄 (インジェクション・燃焼室・スロットルバルブ)やエンジンの分解オーバーホール

第1段階:強力洗浄系ガソリン添加剤によるエンジン内部の洗浄(簡単・低コスト)
(上記↑で解決できないときは↓第2段階)
第2段階:ディーラーや整備工場での吸気系統からの洗浄(数万円の費用)

第3段階:部品故障による可能性(スロットルバルブやセンサーなど)

第4段階:エンジンのオーバーホールもしくはエンジン交換

※低価格な市販の洗浄系添加剤は効果の弱く全く良くならないので、高めの値段だが専用の強力洗浄系ガソリン添加剤を使う必要あり。

参考:OH+PRODUCTS 強力洗浄系ガソリン添加剤